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毎週更新の映画日記。今週は・・・?
テーマは非常に面白いと思うんですが・・・。
6月21日更新
監督/ ラッセル・マルケイ
出演/ アーマンド・アサンテ,レイチェル・ウォード,ブライアン・ブラウン
 208分はさすがに長いですね・・・。
                              あらすじ
 地球を舞台に全面核戦争が起こり、放射能が全世界へ広がっていく―。全く打開策のない状況下の中で、人はどう生きるのか、を描いたストーリー。北半球から刻一刻と迫ってくる放射能。オーストラリアに残された人々は、次第にやってくる放射能におびえながら暮らしていた。ある日、アメリカに帰還できなくなった潜水艦がオーストラリアに入港する。艦長であるタワーズは、オーストラリア軍中尉の家に招かれ、中尉の妻の姉であるモエラと、しばらく時間を過ごす。その間にも、放射能は迫ってきていた。
 放射能の汚染レベルを調べるため、潜水艦のクルーたちと、中尉、一人の科学者が、再びアメリカに戻ることになり、オーストラリアを出港。アメリカに向かうが、途中、潜水艦は一つのメッセージを受信する。
 “絶望するな”。
 生存者からのメッセージだと確信したタワーズらは、大きな望みを抱いて、アメリカの地に降り立つが・・・。

 
感想
 見終わったとき、この映画の言いたかったことは一体なんだったんだろう、と考えてしまいました。DVDで見たので、たまたま特典映像を見たところ、“あなたは地球最後の日、誰と過ごしますか?”とのナレーションと共に、映画の予告編が。あー、そういうことだったのか、とその時になって作品の“メッセージ”に気づいた次第です。地球の最後を描くというテーマはすごく面白いと思いますが、なんか物足りなさを感じました。極限の状況を描ききれてない、とも感じましたし、人間の姿も、淡い印象しか残らない、という感じです。同じようなテーマの話としては、小松左京の「復活の日」がありますが、こちらはかなり面白いです。人類が絶滅して終わり、という完結の仕方ではないので・・・。見ていてどうしても引っかかったのが、『諦めてしまう』ことなんですね。何も打開策がないなら、死ぬしかない、という考え方は、いいものじゃないですから。



監督/ アントニー・ホフマン
出演/ ヴァル・キルマー,キャリー・アン・モス
 あらすじ
 人類が絶滅の危機に瀕している2050年、地球での生存がいよいよ困難を極め、地球に似た環境を持つ火星を、地球化する計画が実施される。火星地球化計画”。火星に藻を送り、酸素を作るという計画は、一度は成功したかに思えたが、突然藻が激減してしまう。火星で何が起こったのか、真相を確かめるため、6人のクルーが火星へと旅立つ。
 太陽フレアの放射線で危険な目にあいながらも、無事火星につくクルーたち。
 確かに藻が激減しているが、なぜか酸素がある・・・?しかも、体を発光させる無数の昆虫が・・・。一体火星で何が起こっているのか?なぜか暴走して命を狙う、ナビロボットのエイミーから逃げる術はあるのか?

 

感想
 TVの予告編がすごく面白そうだったので、期待しつつ見たんですが、ちょっと期待はずれでした。なぜ、突然火星が変化してしまったのか(いつを境に)、物語の核心ともいえる部分がなくて、結局何が起こってしまったのか、分からずじまい。火星の景色はすごいし、虫はリアルだし、なんといっても、エイミーが軍事モードに変化して動く様は迫力満点なんですが、ストーリーの展開に不満が残りました。そもそも虫がどこからやってきたのか、明かされていないのは残念。突然変化した転換期というか、きっかけみたいなものがはっきりしていて、なおかつ火星を地球化することが最も重要なテーマだったら、良かったかな、と思います。クルー同士のいざこざなどは抜きにして。
 でも、ヴァル・キルマー演じる主人公の性格は結構好きです。信心深い年長のクルーが言った言葉、「転がっている石の裏を見たら、作者“神”って書いてあるかもな」の言葉を忘れず、火星で拾い上げた石の裏を見て、小さく笑う。しかもそれを彼の孫に持ってかえる。ちょっとしたシーンだけど、好きです。


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