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毎週更新の映画日記。今週は・・・?
スピルバーグの話題作、A.Iです。
10月21日更新
監督/ スティーブン・スピルバーグ
出演/ ハーレイ・ジョエル・オスメント,ジュード・ロウ,フランシス・オーコナー,サム・ロバーズ,ジェイク・トーマス,ジャック・エンジェル(声)他
 あんなに純粋でいられるのは、ロボットだからこそ、ですよね。インプットされているのだから当たり前、と思っても、やっぱりかわいそう
                              あらすじ
 テクノロジーの発展が様々なロボットを生み出している近未来。しかしロボットに人間的な感情を植え付けるのは困難で、思考錯誤が繰り返されていた。そんな中、サイバートロニクス社が一体のロボットを完成させる。生身の人間にはるかに近い子供のロボット。そればかりでなく、7つのキーワードを入力することによって、入力した人間に永遠の愛を抱き続けるという画期的なもの。試験的に子供のいない家庭で生活させることになるが、そこで白羽の矢があたったのが、同社で働くスウィントン夫妻。(彼らの子供は不治の病で冷凍睡眠をしていた)二人は悩んだ末、そのロボット“デイビッド”を引き取ることにする。生活が始まり、始めは違和感があったものの、次第にモニカ(母)はデイビッドを本当の子供のように感じ始める。そして、ある朝、7つのキーワードを入力。途端にデイビッドは表情が変わり、初めてモニカをママと呼んだ。
 しかし幸せな生活に大きな転機が訪れる。実の息子、マーティンが奇跡的に助かり、家へ帰ってこれることになった。デイビッドは次第に居場所がなくなり、ある日森の中に置き去りにされてしまう。くまのロボットテディといっしょに。
 そこでデイビッドは、途中であったジゴロのジョーと一緒に、人間になるため旅を始める。ピノキオの中に出てくる妖精に会い、自分の願いを聞いてもらうために。

感想
 すごく切ない気持ちになってしまう映画です。純粋な思いを裏切られたにも関わらず、人間になれば、またママのところへ帰れる。そのことだけのために、行動していくデイビッドの姿は、永遠の愛をインプットされているのだから当然のことだ、とも思えます。が、最も人間的な感情の中で動いているのを見ると、普通の人間よりはるかに人間らしいし、またはるかに純粋。デイビッドは、人間の極地といっていいかもしれません。それとは逆に、人間の排他的な部分が派手に描かれているシーンもあって、子供向けではないなーと感じた部分もありました。
 でも、この映画の最も感動的な場面は、なんと言っても終盤です。デイビッドの夢はかなうんだろうか。そればかりが途中から頭を占めるようになるので、意外な展開にちょっとびっくりします。意外な展開というのは、立役者の存在のことなんですが。
 最後の最後まで、奥深いストーリーは、感動間違いなし!くまのテディが最後に部屋の中へ入っていくシーンも、私はすごく好きです。



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