あらすじ
モンスターズ・インクとは会社の名前。街のエネルギーを供給している電力会社で、夜毎子どもたちの部屋へ忍び込み、びっくりした子どもたちが発する悲鳴を閉じ込めて、エネルギーを生み出している。特にサリーはモンスターズ・インク一番の成績を持っていて、社長から厚い信頼を得ている。おしゃべりな友人マイクとのコンビもばっちり。
しかし会社で2番手の成績を持つランドールは、それが気に食わない。ずるがしこい彼があることを画策したせいで、人間の女の子がこちらの世界へ来てしまう。偶然女の子を見つけたサリーは、ＣＤＡ（子供検疫局）にばれたらまずいと自分の部屋へ連れて帰る。人間の子供は危険、触られたら死んでしまう。誰もがそう思っているので、サリーもマイクもはじめは近づくことさえ恐ろしかったが、次第に気持ちが変わってくる。まだろくに喋ることもできない小さな女の子を、何とか帰してやろうと決心する。
しかし、会社全体をも巻き込んだ大きな陰謀が･･･。
ＣＭによく登場しているマイクとサリーを見ただけでは、ホントに面白いのかな、と思っていたんですが、実際見てみるとなかなかの傑作でした。見て絶対後悔はしない上質のＣＧアニメです。劇場全体が笑いに包まれるほど何度も笑いましたし、逆に涙を誘うシーンもあり、ストーリーがよくできていると思いました。なんと言っても、推定2歳のブーが可愛い。言葉がほとんど喋れないのでわけのわからないことを言ったり、勝手にどこかへ走って行ったり。かと思うと大声で泣いてみたり。実際の2歳児そのままの姿をＣＧでうまく表現しています。ブーの存在がサリーの中で次第に大きくなっていく過程にも、ほっと胸をなでおろす何かがあったりする。欠けている感情をうまく埋め合わせてくれるような、そんな作品です。
劇場へ見に行く方は、絶対エンディングの歌が終わるまで見たほうがいいです。トイ･ストーリーと同じパターンで、恒例のＮＧシーンが流れます。これがまた、面白い。最後の最後まで観客を笑わせることを狙っています。特別出演(？）でトイ･ストーリーのキャラクターも出てます。
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